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    質問四国に新幹線を。

    日本列島の主な島で、新幹線の建設予定のない島が、四国です。北海道は、2015年には、函館に新幹線が延びます。その中で、四国だけが蚊帳の外です。採算の問題もあると思いますけど、私個人の考えとしては、山陽新幹線のバイパスとしての役目が、四国新幹線にあると思います。以上、質問をお願いします。

    • 2012/9/5
    • yamato920
  • 回答

    結論からいえば、絶望的に難しい。以下、その理由を分析させていただく。

    1.交通機関のライバルが多すぎる。

    鉄道の他に有力な交通機関としてフェリー、航空機、高速バス、自家用車があります。
    それぞれ特色があります。フェリーは高速性は無いが、運賃が安い。例えばジャンボフェリーは神戸と高松を片道1,800円で結んでいます。シングル個室や車同乗のオプションもあります。フェリーは他にも多くの航路が開発されています。航空機も羽田⇔松山、羽田⇔高知、羽田⇔徳島、羽田⇔高松などの便があります。高速バスは、さぬきエクスプレスが高松⇔大阪を32往復するなど高頻度で運行されています。
    所要時間を重視する旅客は空路を利用するでしょうし、運賃を重視する旅客はフェリーを利用するでしょうし、運行頻度を重視する旅客は高速バスを利用するでしょう。自由度を重視する旅客は自家用車を利用するでしょう。これほど有力なライバルが多いと鉄路の優位性はありません。新幹線にしたところで鉄路に何ほどの優位性も確保できません。有力なライバルが空路しかない北海道とは大きく事情が異なります。

    2.地元志向が強い。

    ↓の記事でも裏付けられるように四国は地元志向が強いのです。となれば首都圏、大阪圏との旅客流動はそもそも大きくないと考えられます。
    4月にやってくる新入社員は○○志向:日経ウーマンオンライン【トレンド(キャリア)】
    http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20120328 …

    3.人口が少ないうえに分散している。

    四国は政令指定都市が一つもないことで明らかなように大都市がありません。高松都市圏、松山都市圏、
    徳島都市圏、高知都市圏と4つの都市圏が比較的人口が多いといっても、突出して人口が多い都市圏があるわけでもなく、均等に分散している傾向が強い。しかも地理的に線形ではないので、4つの都市圏を鉄路で一本に結ぶのは無意味といえます。札幌都市圏に230万人(北海道の半分に近い)が集中している北海道とは全く事情が異なるのです。

    4.旅客流動の方向が分散的である。

    四国民の流動の方向性は、首都圏、大阪圏、岡山・広島都市圏、中京地区、九州、沖縄に分散しています。それが多様なルートで鉄道、フェリー、航空機、高速バス、自家用車が棲み分けできている背景でもあります。これも首都圏との流動に一極集中している北海道とは大きく異なる点です。

    5.四国外住民にとって魅力的かつ知名度が高い観光資源に乏しい

    首都圏住民にとって最も知名度が高い四国の観光資源といえば讃岐うどんだと思われます。しかし、知名度が高いといってもわざわざ高い交通費をかけてまで本場の讃岐うどんを食べたいと思う人は少ないでしょう。もし何かの用事で行く機会があれば食べてみたいなあと思う程度の人が多いような気がします。いまいち四国にはキラーコンテンツが乏しい印象があります。例えば三重には伊勢神宮がある。一生に一度はお参りしたいなあと考える人は少なくありません。しかし四国にはそうした観光名所がない。北海道にはポプラ並木、時計台、クマ牧場、札幌雪祭りなど有名な観光資源は多いし、北海道のどこに行っても美味しいものを食べさせてくれるイメージがあり土産物にも困らない印象があります。いくら、うに、いか、ほっけ、かに、ししゃも、ほたて、しゃけ、美味しいです。

    6.財政力のある自治体に乏しい

    四国で財政力があって地方交付税不交付団体となっている地方自治体は意外なことに徳島県阿南市だけです。四国のほかの市町村は惨憺たる有様です。なぜなんでしょうね。その阿南市にしても人口は、7万人程度でしょうか。たいしたことない。これでは四国の地方自治体が四国新幹線誘致に積極的になれないのも当然でありましょう。

    以上を持ちまして、四国新幹線は極めて現実性に乏しいといわざるを得ないのです。(了)

    • 2012/9/5
    • mekuriya
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