全国ニュース

  • 「住みよさランキング2017」中部・近畿編 中部は砺波市、近畿は草津市がトップ

    「中部」1位の砺波市はチューリップで有名(写真:kazukiatuko / PIXTA)

    全国の都市を対象にした東洋経済の「住みよさランキング」。今年も最新結果を「『住みよさランキング2017』トップ50」(6月20日配信)でまとめたが、地域ブロック別でもみてみよう。今回は「中部・近畿編」をお届けする。

    中部は全国で最もハイレベル

    全国6地域ブロック中、毎年最もハイレベルな争いが繰り広げられるのがこの「甲信越・北陸・東海」いわゆる中部ブロックだ。全国総合ランキングトップ10中8市、トップ30中21市がこのブロックに集中している。そんな激戦区を今年制したのは総合評価全国2位の砺波市(富山)。昨年2位から1位に浮上した。2位は昨年まで2年連続1位だった長久手市(愛知)が順位を1つ下げた。3位には昨年6位だったかほく市(石川)が順位を3つ上げてトップ3入りを果たした。

    3位のかほく市は石川県の中央部、隣接はしていないが、金沢市の北20〜25km圏内に位置する。金沢市との経済的結びつきが強い。人口は約3.4万人(2015年国勢調査)。市内には北陸地方最大級の商業施設「イオンモールかほく」がある。「利便度」が全国33位、「快適度」が全国78位、「住居水準充実度」が全国44位で、この3部門の評価が高い。かほく市はランキング上位の常連であるものの、2011年11月に市制施行した同じ石川県の野々市市が2012年のランキングに登場して以来、一度も野々市市を上回ることができずにいた。今回初めて野々市市を僅差で抑えて県内トップとなった。

    このブロックは毎年北陸3県の都市が強い。今年もトップ20に富山県が6市、石川県が5市、福井県が3市、計14市がランクインしており、安定した強さを見せつけた。また愛知県の都市も昨年同様に今年も4市がランクインしており、北陸3県と愛知県の都市が上位を占める構図が続いている。

    各県のトップは、新潟がブロック内13位の妙高市(全国18位)、富山が1位の砺波市(全国2位)、石川が3位のかほく市(全国4位)、福井が6位の鯖江市(全国7位)、山梨が22位の中央市(全国32位)、長野が29位の中野市(全国43位)、岐阜が10位の本巣市(全国14位)、静岡が38位の御殿場市(全国67位)、愛知が2位の長久手市(全国3位)、三重が23位の桑名市(全国33位)であった。

    芦屋市が3年連続2位、加東市が躍進

    「近畿」ブロックでは、草津市(滋賀)が5年連続でトップとなった。2位は芦屋市(兵庫)、3位は甲賀市(滋賀)で昨年からトップ3に変動はなかった。

    草津市は、全国順位が一昨年14位、昨年20位、今年が24位と徐々に順位を下げているものの、ブロック内トップの座は守った。滋賀県の南西部、大津市の北、琵琶湖の南東に位置する。江戸時代には東海道と中山道が分岐・合流する宿場として繁栄。現在も名神・新名神高速道路が結節する交通の要衝である。

    人口は約13.7万人(2015年国勢調査)。ここ数年は人口・世帯数ともに増加し続けており、年少人口・生産年齢人口比率が高い。京阪神圏のベッドタウンでもあり、電機メーカーやハイテク企業が多数進出する工業都市でもある。「草津」という地名から温泉をイメージする人も多いかもしれないが、温泉地として有名なのは、群馬県吾妻郡草津町であり、草津市とは別の自治体である。「利便度」が全国5位、「快適度」が34位、「富裕度」が95位で、この3部門の評価が高い。

    2位は芦屋市。これで3年連続の2位となった。大阪と神戸の間に位置し、神戸市の東部に隣接。人口は約9.5万人(2015年国勢調査)。日本有数の高級住宅街を形成している。「富裕度」が全国15位で、採用指標の「地方税収額(人口当たり)」と「課税対象所得(納税義務者1人当たり)」は共に全国1位。「利便度」が43位で、この2部門が寄与している。

    3位の甲賀市は、全国順位は昨年より若干下げたものの、2年連続3位となった。滋賀県の東南部、大阪と名古屋のほぼ中間地点、それぞれの100km圏内に位置する。人口は約9.0万人(2015年国勢調査)。信楽焼や甲賀流忍者のまちとして知られるが、滋賀県内有数の工業都市でもある。「利便度」が全国104位、「住居水準充実度」が154位で、「快適度」のみ若干全国平均を下回るものの、4部門が全国平均を上回っており、高い総合評価につながっている。

    近畿ブロックは上位都市の顔ぶれにあまり変化はなかった。上位でも全国順位を下げている都市が目立つ中、4位の加東市(兵庫)は全国順位を昨年61位から今年54位に上げて、ブロック内4位に入った。出生数が増加したことで「安心度」の順位が上がったのが大きな要因である。

    各府県のトップは、滋賀がブロック内1位の草津市(全国24位)、京都が27位の福知山市(全国169位)、大阪が5位の箕面市(全国63位)、兵庫が2位の芦屋市(全国31位)、奈良が11位の香芝市(全国83位)、和歌山が43位の御坊市(全国272位)であった。

    最後は各府県トップ3を紹介

    2017年06月26日(月) 06時00分 - 東洋経済オンライン

続きを読む

2017年06月26日(月) 06時00分 - 東洋経済オンライン

朝~午後の紫外線指数をチェック 紫外線指数情報