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  • 家計調査で分かった 意外とお金のかかる街&かからない街

     先月発表された総務省統計局の家計調査(2013〜15年平均)によると、全国の県庁所在地および政令指定52都市で、灯油代の出費が一番多かったのは青森市。9万9279円は、全国平均1万9070円の5倍だ。

    「2位の札幌市と比べて商業施設や公共施設が少ないうえ、豪雪地帯ということで、融雪設備など、どうしても民間で使用する量が多くなります。また全国一銭湯が多いのも消費額を引き上げているのかもしれません」(青森市役所)

     一方、電気代を見ると、トップは福井市で15万6150円(全国平均は13万1747円)。

    「北陸電力管内で言うと、一戸建ての持ち家率とオール電化住宅の割合が高く、1世帯当たりの居住人数が多いからだと思います」(福井市役所)

     意外だったのは上下水道料で、山形市の8万7048円が1位だった(全国平均6万1970円)。

    「水道料金は遠くのダムから水道管を引くなど設備に関するコストが含まれており、消毒にも費用がかかります。山形市は県庁所在地の割には人口が少ないので負担が大きく、そのうえ3世代同居率が高いので1世帯当たりの使用料金も上がります。逆に地下水がある市町村はコストが安くなります」(山形市上下水道部)

    ■ガソリン代がかさむ山口市

     ちなみに灯油代が一番少なかったのは、那覇市(5950円・45位)ではなく大阪市(2004円)。神戸市は電気代(9万9122円)、上下水道代(4万5635円)が一番少なかった。

     興味深いのがバス、タクシー代で、長崎市がともに全国トップだった。特にバス代は1万1162円と2位の広島市(7592円)を引き離し、全国平均3873円を大幅に上回っている。

    「市内の中心部を走るのは距離の短い路面電車だけで、地下鉄や私鉄はありません。JR長崎駅も終着駅なので、鉄道網があまり発達していません。市内には坂が多く、街全体のつくりが他の都市と違います。バス停付近に住んでいる人も多く、市民の約3割が高齢者で自動車の保有率も低い。手軽に利用できる交通手段はバス、タクシーということになるのでは……」(長崎市民)

     山口県は1世帯当たりの自動車保有台数が全国30位ながら、県庁所在地の山口市がガソリン消費金額でトップ(12万1729円/全国平均7万1298円)。

    「都市の構造上、市全域が広いので移動距離が長く、道路の整備が行き届いています。また市内の駐車料金が安いので自動車への依存が高く、鉄道、バス、徒歩の占める割合が低いようです」(山口市役所)

     同じ日本でも、地域によってこれだけ“格差”がある。

    2017年03月11日(土) 09時26分 - 日刊ゲンダイDIGITAL

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2017年03月11日(土) 09時26分 - 日刊ゲンダイDIGITAL

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